2008年11月07日
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
監督:吉田大八
収録時間:113分
レンタル開始日:2008-02-22
Story
気鋭の女流作家として注目される本谷有希子の同名戯曲を、佐藤江梨子主演で映画化したブラックコメディ。女優志望の超ゴーマンな勘違い女とその家族の人間関係をシニカルに描き出す。永瀬正敏ら個性派俳優が共演。(詳細こちら)
この作品を一言で言うと「シュール」以外の何ものでもありません

登場人物の全員が病んで
ます。ストーリーは、簡単に言うと、佐藤江梨子演じる女優志望の超勘違い女に振り回される家族の悲喜劇。家族全員がこの何をしでかすか分からない勘違い女に気を遣い、言いなりになってしまう。普通に考えたら、紛れもない悲劇
なんだけど、どういうわけか笑えてしまう・・・というか、あまりにもめちゃくちゃ過ぎて、悲劇なのに笑えてしまうという感じです。予告を見ただけではコメディかと思ってたけど、そうではなかったです。登場人物はみんな真剣だし、ストーリーの中で起こる出来事は全て重た〜い事件。シリアスなのに、そのマジ加減が痛すぎて笑っちゃうのです。
サトエリは、決して演技が上手いとは思わないんだけど、この勘違い女の役にははまってました。スタイル抜群でそこそこに美人
。演技の才能なんて皆無なのに、そのルックスで田舎ではそれなりにちやほやされたもんだから、自分には才能があると勘違い。上京して上手くいかないのは全て他人のせい。本当のことを指摘されると逆上して刃物
を振り回す。ちょっと大げさではあるけど、実際にこんな人いるよね。極度の自己中だから、自分のせいで家族が苦しんでてもお構いなし、そして、家族を追い詰めて・・・結果、まともな人が誰もいないのですよ。
これはかなり好き嫌いの分かれる映画だと思います。シュール系の映画が好きな人ははまるかも。でも、ダメな人にはまったく受け容れられない映画なんじゃないかな。
ちなみに私は…けっこう好きでした。
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