邦画
2008年04月06日
自虐の詩
監督:堤幸彦
収録時間:115分
レンタル開始日:2008-03-14
Story
「トリック」シリーズの堤幸彦監督が、業田良家原作の同名4コマ漫画を映画化したコメディ。大阪の下町を舞台に、元ヤクザの暴力男・イサオと、彼に健気に尽くす内縁の妻・幸江の風変わりな愛を描く。『嫌われ松子の(詳細こちら)
本日は阿部寛&中谷美紀主演の「自虐の詩」をレビューします。
これ、最初はただ単純に、ドM女とドS男のコメディーだと思ってたんですが、意外に泣ける
ラブストーリー
でした。前半はもうほんとに大笑いの連続
2、3分に1回は爆笑
。阿部寛さんはもともと大好き
なので、彼の出演作はほとんど観てます。でも、この作品はある意味新境地という感じ。もちろん、コメディはもともと彼の得意とする分野だけど、今までパンチパーマの暴力男
の役とかなかったような気がするんだけど…。コメディはコメディでも、いつもはどっちかっていうと学者とかインテリ系で、情けな〜いキャラが多い気がしてました。元ヤクザ役ってどうなんだろう?って思ってたけど、これが意外にはまってた。 パンチパーマも違和感なかったし、けっこう凄みあったな。今後は極道ものもイケルかも(笑)
全編を通して阿部ちゃんのセリフはあまりなく、ほとんど目
と表情の演技だったのだけど、すごく感情が伝わってきました。それにしても、やっぱり彼は面白い
最高
ますます好きになりました。中谷さんとのコンビもい〜い感じでした。最初は、なんてひどい男なんだって思って、主人公はどうしてこんなヤツといつまでも一緒にいるんだろうって理解できなかったけど、後半観ると、実はとっても優しい人で、心から彼女のことを愛してるんだなって分かったら涙出ました。
良く考えたら、ちゃぶ台はひっくり返すけど、彼女自身に暴力を振るうことはなかったし、彼女が危機に陥ったときには必ず現れて助けてるんだよね。
ケンカするのも、基本的に彼女の悪口言われたときとかだし…。あ、お金足りなくなってカツアゲはしてたけど…。
やっぱり夫婦って本人同士にしか分からない絆ってあるのよね。他人がどうこう言う問題じゃないって、改めて考えさせられました。
この映画
大好きだけど、欲を言えば、後半にもう少し笑いが欲しかったかな。前半のテンポが凄く良かったので、それがちょっと残念でした。でも、主人公2人以外のキャストもみんないい味出してて、とっても楽しい作品なので個人的にはおススメ
既婚者の方は、是非ご夫婦でご覧下さい
2008年03月30日
実録 連合赤軍 〜あさま山荘への道程〜
今日は「実録 連合赤軍 〜あさま山荘への道程〜」という映画を観てきました。
まだ記事を書いていないネタはたくさん溜まってるんだけど、この映画についての感想は、すぐに残しておくべきだと思ったので、優先して書いています。
もともとこの時代の学生運動とか、連合赤軍暴走の背景に興味があって、数年前、警察側からの視点で描かれた突入せよ!「あさま山荘」事件
も観たのですが、私が知りたかったのは、赤軍側の話だったので、思っていたものと違いちょっぴり拍子抜けだったのです。
先日「めざましテレビ」でこの映画の話題が取り上げられ、これは絶対観なければと思い、ネットで調べたら、内容の過激
さからか、ミニシアターで、1週間のみの公開じゃないですか。ということは、今日行くしかないよ〜ってことで早速行って参りました。
この作品は3時間強にもなる長編でしたが、衝撃的シーンの連続で、退屈する暇はありませんでした。特に、中盤以降、幹部の暴走が始まってからは、思わず目を背けたくなるシーンが続出
でも、これ実話なんですよね〜。しかも、自分達の親世代に起こった出来事だと思うと、本当に信じられない気持ちでいっぱいになります。
つい最近まで、海外に逃亡した連合赤軍幹部の逮捕のニュースを目にする機会がありましたが、当時まだ生まれてなかったか、物心もついてないくらいだった私としては、親からの話を聞いていただけなので、彼らが実際何をしたのか、なぜ海外に拠点を移したのかなど、実際のところピンときていませんでした。
でもこの映画を観て、あの時代に何が起きていたのか、名前だけ知っていた人物が、当時どうゆう役割を担っていたのかということも、よく理解できました。
人間って、閉鎖的環境に集団でこもっていると、だんだん狂っていくものなのでしょうか。リーダーが独裁的になって行き、気に食わない人間を惨殺し始め、その他大勢は恐怖により服従を強いられる構図。
それぞれ個になれば、まともな判断力がちゃんとあって、普通に良い人だったりするのに、その場で暴走を止めることができないなんて…。その他の全員が団結しさえすれば、救えた命もあったはず。ずっと緊張状態の中にいて、目の前で仲間が殺されるのを何度も見ていたら、だんだん感覚が麻痺してくるのでしょうか…。一緒に残虐行為に走ってしまう。根本的なところでは、子供の「いじめ」も同じですよね。集団って本当に恐ろしいです。
私の世代では、「オウム真理教」の事件がリアルですが、ある意味、第2次世界大戦中の日本やナチスドイツもその規模が大きい版という気がしています。
「あさま山荘事件」と言えば、戦後の衝撃的ニュースの1つに必ず上げられるような大事件ですが、この事件そのものは、追い詰められた連合赤軍の残党が起こした事件であって、大事なのはそこに至った過程。
映画を観に来ていた方のほとんどはいわゆる団塊世代の方でしたが、その子供世代である私達、そして、それよりもっと下の世代こそ、ちゃんと知っておくべき歴史の1ページだという気がしています。
まだ記事を書いていないネタはたくさん溜まってるんだけど、この映画についての感想は、すぐに残しておくべきだと思ったので、優先して書いています。
もともとこの時代の学生運動とか、連合赤軍暴走の背景に興味があって、数年前、警察側からの視点で描かれた突入せよ!「あさま山荘」事件
も観たのですが、私が知りたかったのは、赤軍側の話だったので、思っていたものと違いちょっぴり拍子抜けだったのです。
先日「めざましテレビ」でこの映画の話題が取り上げられ、これは絶対観なければと思い、ネットで調べたら、内容の過激
さからか、ミニシアターで、1週間のみの公開じゃないですか。ということは、今日行くしかないよ〜ってことで早速行って参りました。この作品は3時間強にもなる長編でしたが、衝撃的シーンの連続で、退屈する暇はありませんでした。特に、中盤以降、幹部の暴走が始まってからは、思わず目を背けたくなるシーンが続出
でも、これ実話なんですよね〜。しかも、自分達の親世代に起こった出来事だと思うと、本当に信じられない気持ちでいっぱいになります。つい最近まで、海外に逃亡した連合赤軍幹部の逮捕のニュースを目にする機会がありましたが、当時まだ生まれてなかったか、物心もついてないくらいだった私としては、親からの話を聞いていただけなので、彼らが実際何をしたのか、なぜ海外に拠点を移したのかなど、実際のところピンときていませんでした。
でもこの映画を観て、あの時代に何が起きていたのか、名前だけ知っていた人物が、当時どうゆう役割を担っていたのかということも、よく理解できました。
人間って、閉鎖的環境に集団でこもっていると、だんだん狂っていくものなのでしょうか。リーダーが独裁的になって行き、気に食わない人間を惨殺し始め、その他大勢は恐怖により服従を強いられる構図。
それぞれ個になれば、まともな判断力がちゃんとあって、普通に良い人だったりするのに、その場で暴走を止めることができないなんて…。その他の全員が団結しさえすれば、救えた命もあったはず。ずっと緊張状態の中にいて、目の前で仲間が殺されるのを何度も見ていたら、だんだん感覚が麻痺してくるのでしょうか…。一緒に残虐行為に走ってしまう。根本的なところでは、子供の「いじめ」も同じですよね。集団って本当に恐ろしいです。
私の世代では、「オウム真理教」の事件がリアルですが、ある意味、第2次世界大戦中の日本やナチスドイツもその規模が大きい版という気がしています。
「あさま山荘事件」と言えば、戦後の衝撃的ニュースの1つに必ず上げられるような大事件ですが、この事件そのものは、追い詰められた連合赤軍の残党が起こした事件であって、大事なのはそこに至った過程。
映画を観に来ていた方のほとんどはいわゆる団塊世代の方でしたが、その子供世代である私達、そして、それよりもっと下の世代こそ、ちゃんと知っておくべき歴史の1ページだという気がしています。
2007年12月08日
ALWAYS 続・三丁目の夕日
うーん、1ヶ月もブログの更新をサボってしまった…(汗)
最近ほんとに仕事が忙しいのです。毎日お持ち帰りしているもので、ブログを更新する余力が残っていないのでした…。
で、久々時間が取れたのでやっと更新! 最近観た映画で一番のおススメ
先日「ALWAYS 3丁目の夕日」について書いたばっかりですが、観てきましたよ〜。「続・3丁目の夕日」。
通常オリジナルが面白い作品の場合、続編って期待はずれに終わることが多いのだけど、これは軽く前作超え
最高
まずオープニングから「え〜っ!何が始まるの〜!!」ってワクワクモード全開
でもどんな風に始まるかは内緒です。
相変わらす堤真一さん演じる鈴木オート(ミゼットがかわいいんだよね〜)と吉岡秀隆さん演じる文学のからみは面白い。この2人ほんとにいい味出してます。彼らでなければ出せない味です。子役2人もさらにパワーアップの好演。演技うますぎ。いや、演技に見えない。末恐ろしい子供たちです。
それだけじゃなく、その他のキャストもみんなはまり役で、よくこの出演者を選んでくれたって拍手
したい気分です。
前作に負けず劣らず、笑えて泣ける日本映画の良いところだけを凝縮した作品。ところどころにじーんとくるポイントが散りばめられているんだけど、けっこうね、泣いてる人
多かったですよ。
私よりもちょっと上の世代のご夫婦が多い気がしたのだけど、やっぱりその世代にはたまらないんだろうな〜。もろに自分が育ってきた世代だろうからな〜。
ストーリーも上手いなって思った。全てがハッピーエンドってわけではないけど、それぞれにちゃんと納得のいく結末が用意されてました。心残りなし
爽やかにすっきりした気分で帰れました。
これ観てない人、絶対観た方がいいですよ〜。 もちろん前作からね。
かなりおススメ
最近ほんとに仕事が忙しいのです。毎日お持ち帰りしているもので、ブログを更新する余力が残っていないのでした…。
で、久々時間が取れたのでやっと更新! 最近観た映画で一番のおススメ

先日「ALWAYS 3丁目の夕日」について書いたばっかりですが、観てきましたよ〜。「続・3丁目の夕日」。
通常オリジナルが面白い作品の場合、続編って期待はずれに終わることが多いのだけど、これは軽く前作超え
最高
まずオープニングから「え〜っ!何が始まるの〜!!」ってワクワクモード全開
でもどんな風に始まるかは内緒です。相変わらす堤真一さん演じる鈴木オート(ミゼットがかわいいんだよね〜)と吉岡秀隆さん演じる文学のからみは面白い。この2人ほんとにいい味出してます。彼らでなければ出せない味です。子役2人もさらにパワーアップの好演。演技うますぎ。いや、演技に見えない。末恐ろしい子供たちです。
それだけじゃなく、その他のキャストもみんなはまり役で、よくこの出演者を選んでくれたって拍手
したい気分です。前作に負けず劣らず、笑えて泣ける日本映画の良いところだけを凝縮した作品。ところどころにじーんとくるポイントが散りばめられているんだけど、けっこうね、泣いてる人
多かったですよ。私よりもちょっと上の世代のご夫婦が多い気がしたのだけど、やっぱりその世代にはたまらないんだろうな〜。もろに自分が育ってきた世代だろうからな〜。
ストーリーも上手いなって思った。全てがハッピーエンドってわけではないけど、それぞれにちゃんと納得のいく結末が用意されてました。心残りなし
爽やかにすっきりした気分で帰れました。これ観てない人、絶対観た方がいいですよ〜。 もちろん前作からね。
かなりおススメ

2007年10月27日
ALWAYS 三丁目の夕日
監督:山崎貴
収録時間:133分
レンタル開始日:2006-06-09
Story
西岸良平によるロングセラーコミックを『リターナー』の山崎貴監督が豪華キャストを迎えて映画化した感動作。昭和33年。集団就職で上京した六子は鈴木オートに就職。一方、鈴木家の向かいの駄菓子店の店主は見ず知ら(詳細こちら)
先日友人が、「これすっごい面白いから観て
」とくれたDVDがこちら。ALWAYS 三丁目の夕日です。評判いいみたいだし、密かに気になってはいたんだけど、結局今までなかなか観る機会がなく、友人が勧めてくれなかったら観なかったかもしれません。
いや〜面白かった
これって、笑えて
泣ける
良質日本映画の見本みたいな作品ですね。何が良いって、なによりキャストが最高!特に、吉岡君と堤さんの主役2人ってばサイコーでした。単独でもいい味出してるけど、二人のからみは特に良かった
あと、子役2人もすごく上手でした。個人的な話だけど、堤さん演じる自動車修理工場の社長(?)の息子が自分の甥っ子とどことなく似てて、表情とか見てたら笑ってしまいました・・・。
昭和30年代の話だから私はまだ生まれてないけど、昔のアルバムを開いた時に感じる懐かしさのようなものをじわじわ感じる作品でした。
でも、面白いだけじゃなくて、戦後から高度成長期に向かう直前のこの時代に生きていた、人々の苦労や苦悩もちゃ〜んと描いてるんですよね。
中にはけっこう深刻なエピソードもあったりするんだけど、みんなで助け合って、苦難を乗り切っていた古き良き時代の日本をしみじみ感じました。現代は人間関係がすっかり希薄になってしまって、楽チンだけどどっちが幸せなのかは良く分からないですね。
最後は、「え〜っ これで終わり
」ってな感じで、続きが知りたくてしょうがないラストになってます。続編は11月3日から公開だそうです。う〜ん、この絶妙なタイミングでこの作品観れて好かった(笑)。早く続きが知りたいから、続編は映画館に観に行っちゃいます。はい。楽しみ〜

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

2007年09月06日
どろろ
監督:塩田明彦
収録時間:138分
レンタル開始日:2007-07-13
Story
手塚治虫の傑作漫画を、妻夫木聡と柴咲コウ主演で実写映画化したアクション活劇。肉体を48の魔物に奪われた悲運の子・百鬼丸と天涯孤独の盗人・どろろが、魔物たちと壮絶な闘いを繰り広げながら戦乱の荒野を駆け抜け(詳細こちら)
Amazonで予約してあるKREさんのニューアルバム
がまだ届きませ〜ん。朝一で届くと思ってたんだけどなぁ…。届いたらエンドレスで聴こうと思ってるのに…(泣)
九州に住んでいると、いつも配送に時間がかかって、届くの1日遅れるんです。でも、Amazonで予約すると、割引率がダントツに高いので、背に腹は替えられません…。ここはぐっと我慢ですね。
さて、ここからが本題。
多分アルバムが届いたらまた危ない人モードに突入するので、その前に映画レビューを書いておきます。しばらくあまり映画を観てなかったんですが、最近また観てます。けっこう本数溜まってきたので、今のうちに…。
まずは、妻夫木聡さん、柴崎コウさん主演の「どろろ」から。
これ、けっこう期待してたんですよねぇ。公開中の評判良かったような気がしていたし、ミスチルの主題歌も好きだったから…。かなり楽しみにしてたんですけど、個人的には残念
な結果に終わってしまいました。邦画の特撮って、どうしてあんなにおそまつなんでしょう。
やっぱり予算の問題なのかな・・・。こういう分野では、絶対に韓国の方が進んでますね。私は特に、特撮のリアリティが気になってしまう人なので、この作品の特撮は子供だましの怪獣映画にしか見えませんでした。TVシリーズの仮面ライダーとか、ウルトラマンのレベルですね。でも、子供に観せるには残酷過ぎるんだよねぇ。これ。
それでも、ストーリーがしっかりしていたり、人物の心理描写が巧みだったりすれば、それなりに観れるんですけど、もともとが長い原作なので、ダイジェストみたいになってしまって、主人公に感情移入できませんでした。もう少し、百鬼丸の、父親に対する複雑な心情をしっかり描いて欲しかったです・・・。
それにしても、百鬼丸の実父役である、中井喜一さん、意味なく人殺し過ぎです。演出のせいか、柴崎コウさんの体当たり演技も浮いて見えちゃった…。
唯一、良かったのは、妻夫木君が美しかったこと。この映画は、妻夫木君を堪能するためにあるようなものですね。アクションもかなり頑張っていたし、妻夫木ファンにはたまらない作品じゃないでしょうか。私は別にファンではないけど、それでも見入っちゃいましたから…。
かなり辛口批評になっちゃいましたね。この映画好きな方、ごめんなさいです。あくまでも個人的な趣味なので、許してくださいね。
2007年08月29日
バブルへGO
監督:馬場康夫
収録時間:116分
レンタル開始日:2007-08-17
Story
ホイチョイ・プロダクションズが阿部寛、広末涼子共演で贈るタイムスリップコメディ。フリーターの真弓の元へ、母・真理子の訃報が届く。しかし、突如現われた男・下川路によると、真理子は自作のタイムマシンでバブ(詳細こちら)
久々に大うけ

この映画、30代半ば以上の方ははまること間違いなし

ストーリー自体は、良く言えばバックトュー・ザ・フューチャーっぽいとも言えなくはないけど、はっきり言ってかなり強引。でも、笑えます。
なにが笑えるって、かつての懐かし〜いバブルの時代がかなり忠実に再現されていて、ワンレンボディコン、太眉、トサカ頭、ディスコのお立ち台、札束でタクシーを止めるサラリーマン、ティファニーのオープンハート、出てくるもの出てくるもの、懐かしいやら笑えるやら…。
当時のCMや、テレビ番組もそのままの映像が出てきます。ほんのちょっとの出演だけど、飯島愛さんと飯島直子さんは、当時の髪型、メイク、服装で、当時の自分を演じてますよ。
バブルの再現映像を観てるだけでも楽しいんだけど、キャストがまた最高。
やっぱりこの手の映画に阿部ちゃんははまり役。普通のセリフを普通に言ってるだけでなんか笑える…。そしてまた、広末がかわいい。私、正直言うと、広末涼子ちゃんのこと、あんまりかわいいって思ってなかったんだけど、しゃべり方とか表情とか、動いている姿を見てるとやっぱりかわいいですね。いい演技をします。さすが
彼女は、ほんとに演じるキャラクターを魅力的にみせる女優さんだと思います。あと、意外だったのが、劇団ひとりの演技力。彼はほんとに芸達者。お笑い芸人としても、作家としても成功しているけれど、俳優としてもなかなかのものだと思いました。
とにかく最初っから最後まで笑いっぱなしです。さすがホイチョイプロダクション作品。世代は選ぶかもしれないけど、30代以上の方にはかなりおススメの作品ですよっ

2007年08月23日
出口のない海
監督:佐々部清
収録時間:121分
レンタル開始日:2007-02-23
Story
『半落ち』の原作者・横山秀夫と佐々部清監督コンビが、市川海老蔵ほか豪華キャストの共演で贈る戦争ドラマ。太平洋戦争の終結を間近に控え、爆薬を積み敵艦に突撃する定員1名の潜水艦「回天」の乗組員として志願し(詳細こちら)
久しぶりに映画レビューです。
人間魚雷「回天」って知っていますか? 私は、その名を聞いたことはあったのですが、具体的にどんなものだったのか、この作品を観て初めて知りました。
第二次世界大戦中の、空の特攻については数多く映画化されていて、誰もが良く知っていると思うのですが、海軍にも特攻があったことを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
「回天」とは、爆薬を積んで敵艦に突撃する定員一名の小型ミサイルのような潜水艦で、いわゆる海の特攻です。その運転には、高度な技術が必要とされ、訓練中の死亡事故も多かったのだそうです。
この作品に限らず、特攻がらみの戦争映画を観ると、いつも胸が締めつけられる思いがします。そもそも、特攻なんて、いったい誰が考えついたんでしょうね。それも、出撃するのは、未来のある若い世代ばかりです。そんな若い命が、敵艦に激突して死ぬことが名誉なんて…現代に生きている私にとっては理解し難いところです。でも、日本人の1人として、このような悲劇的な現実があったことだけは、知っておくべきだと思います。
現在、この人間魚雷「回天」は、かつてこの特攻の基地があった、山口県周南市の、「回天記念館」に展示されているそうです。
この映画そのものは、特攻ものとしては地味な存在かと思います。空ではなく、海(しかも潜水艦)なので、映像も地味ですし、ストーリーも淡々としています。ラストも意外とあっけなかった…。なので、戦闘シーン盛りだくさんな華々しい戦争映画を期待している人にはたいくつかもしれません。
でも、海の特攻について描かれた作品は多くはないので、その点に興味のある方は、一度ご覧になってみてください。
2007年05月23日
手紙
監督:生野慈朗
収録時間:121分
レンタル開始日:2007-04-27
Story
山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカという人気若手実力派俳優が共演、東野圭吾の同名小説を映画化した社会派ドラマ。兄が殺人を犯し、人目を避けるように生きる青年。ある女性の支えにより幸せを掴みかけた彼は、兄から(詳細こちら)
さてさて本日は、山田孝之・玉山鉄二・沢尻えりかという若手演技派トリプル主演の「手紙」をレビューさせていただきたいと思います。
「手紙」は、東野圭吾さんの小説を映画化したもので、犯罪者の家族の苦悩を描いた作品です。もともと東野さんの作品には好きなものが多いのですが、昨年、山田孝之君が主演でドラマ化された「白夜行
もともとこの映画に注目したのも、東野&山田のコンビが、今度は犯罪者の家族の立場を映画化するというので、「白夜行」の続編的なイメージがしたからだと思います。
この映画は、決して面白いなんて言ってはいけない気がします。「犯罪」とは何なのか、「罪を償う」とはどういうことなのか、改めてじっくり考えさせられる作品です。
テレビで犯罪のニュースを見る度、被害者やその家族に対してはもちろんなんですが、加害者の家族のことも気にかかってしまうのは、私だけではないと思います。特に被害者側と違って、世間は加害者の家族には冷たいものです。家族には罪がないと分かっていても、やっぱり差別をしてしまうのが世の中というものなんでしょうね。
この作品の凄いところは、「差別をしてはいけない」なんて、道徳的なきれいごとを描いているのではなく、身内がそれだけのことをしたのだから、差別を受けるのは当然だし避けられない。それならば、その差別をも、自分の人生なのだと受け入れて、逃げずに堂々と生きていかねばという立場を描いているところだと思います。現実はそう簡単なものではないと思いますが…。
そして、犯罪を犯した本人は、刑務所に入って服役すれば良いというものではなく、自分のために差別を受け、苦悩する家族の痛みも一生背負っていかなければならないのだなということも改めて感じました。
もともと山田君の演技を期待して観た作品だったのですが、実は今回は、沢尻えりかちゃんと玉山鉄二さんの演技にやられました!
沢尻えりかちゃんは、以前から魅力的な演技をする女優さんだと思ってましたが、あまりにも自然で、演技に見えないんですよね。ほんとに演技派!まだ若いのに、なんであんなリアルな演技ができるのか、不思議でなりません。
そして、この映画の一番の見所は、ラストの玉山鉄二さん。せりふのない、表情だけの演技なんですが、見ているだけで自然に涙が溢れてきます。名演技です。彼がこんなに演技派だったなんて、今まで気がつきませんでした。本当に、このラストが全てだと言っても過言じゃない映画です。素晴らしかった!
娯楽作ではないし、見終わった後に無言になってしまうことは避けられないのですが、一度は観ておく価値のある映画だと思いますよ。
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2007年04月02日
県庁の星
監督:西谷弘
収録時間:131分
レンタル開始日:2006-10-13
Story
「踊る大捜査線」シリーズの織田裕二と『世界の中心で、愛をさけぶ』の柴咲コウが共演、桂望実のベストセラーを映画化した痛快エンタテインメント。エリート公務員・野村は民間企業との人事交流研修のメンバーに選ば(詳細こちら)
織田裕二さんが久しぶりに連ドラに主演するそうですね。なんでも20歳年下の奥さんをもらう役だとか…。20歳下って・・・えっ、織田さんっていくつになるんだっけ? と思わず考えこんでしまいました。だって、織田さん、全然年取らないんですもん。
というわけで、今日は最近観た織田さん主演の映画「県庁の星
」について書きたいと思います。正直言うとこの映画にはあまり興味なくて、観るつもりはなかったんですが、他に観たいと思っていたDVDが全てレンタル中で、ちょっと観てみるかなっていう軽い気もちでした。ところが、思った以上に面白くって、観終わった後ちょっと得した気分になりました。
失礼ながら、この映画を観て初めて、織田裕二さんが演技派だということに気がつきました。私の中の織田さんのイメージは、「東京ラブストーリー
」のカンチ、そして「踊る大捜査線」の青島刑事という、どちらかというと憎めない、いい人キャラ。ところが、今回の役は本当に嫌なやつ
なんですよ。書類作成とプレゼンがやたら上手くて、自分はメチャメチャ仕事ができると信じて疑わない勘違いエリート公務員が、自分の出世の足がかりにするため、落ちぶれた地元のスーパーに研修に行くんですけど、そこでみんなに嫌われ、自分が全く役に立たないことを思い知らされ、出世の歯車が狂い、人生初めての挫折を味わうことにより、変わっていくというストーリーです。
青島刑事とは対極にある役を、違和感なく演じてしまった織田さんの演技力にあっぱれ
大好きな織田さんのはずなのに、本当に見ていてムカつきました。スーパーでみんなにいじめられて情けなくなってる姿を見て、「ざまぁみろ」と思ってしまうくらい…。織田さんは大真面目に演技してるんだけど、それが滑稽というか、笑えてしまうんですよね。それも全て計算ずくなんだろうな…。恐るべし。
でもね、最初は「ざまぁみろ」と思ってるんですが、だんだん母性本能をくすぐられるというか、なんとかしてあげたくなっちゃうんですよね。それも織田さんならでは。他の人では出せない味です。
なんか織田さんのことばっか書いちゃいましたが、柴咲コウさんや、他の主要キャラとの掛け合いも面白かったですよ。全体的にいいキャストだったと思います。
この作品を観て改めて思ったんですが、やっぱり人間いろいろな世界を見た方がいいですね。私は派遣OLなので、今までいろんな会社に行きました。「郷に入っては郷に従え」というのが派遣のルールです。今の自分の周囲の常識が、他でも常識だとは限らないということです。あるところでは優遇されていたとしても、他では使いものにならないかもしれません。もちろん、一つの会社に定年までずーっといるなら関係ないのかもしれないですけどね。
公務員の方々は、何かと世間にたたかれることが多くて、たまに気の毒に感じることもあるくらいですが、この映画を観たらどんな感想を持つんでしょうか。一般市民としては、この映画の主人公みたいな人はほんの一握りだと思いたいんですが・・・。
オンラインDVD&CDレンタル ★TSUTAYA DISCAS★
2007年03月31日
UDON
監督:本広克行
収録時間:134分
レンタル開始日:2007-03-07
Story
「躍る大捜査線」シリーズの亀山千広、本広克行のコンビが贈る、ユースケ・サンタマリア主演のハートフルドラマ。讃岐うどんの本場・香川県を舞台に、うどん屋の息子とその仲間たちが巻き起こす騒動と、うどんを巡っ(詳細こちら)
いやぁ、おもしろかったなぁ。この映画、良かったですよぉ。
邦画お得意の、笑わせながらもホロリときてしまうほのぼのコメディなんですけど、なんと言ってもキャストが良かった

夢破れて故郷に帰って来る、お調子者で情けないけど、憎めない主人公を演じたユースケ・サンタマリアさんははまり役。それに、小西真奈美さん演じる素朴な弱小ローカル誌の女性記者
も、ほのぼのしていて良かった。あと、主人公の友人役のトータス松本さんや、姉役の鈴木京香さんも、い〜い感じでした。個人的に、こういうタイプの映画は好きなんですよね。どこにでも、誰にでもあるような日常の出来事を描きながら、故郷や、家族のことをしみじみ考えさせてくれるような映画です。都会で働いている人なら、故郷に帰りたくなるんじゃないかな。
映画の中に、地元の人たちがどんぶりとお箸持参で製麺所に行き、うどんを食べさせてもらうっていう場面が何度も出てくるんですが、どんぶりに入れてもらったうどんを立ったまま外で食べたり、ビニール袋に入れてもらったうどんを手づかみで食べたりしてたんですけど、これって香川県では当たり前の光景なんでしょうかねぇ。ちょっとやってみたいかも・・・・。
それにしても、「讃岐うどん」おいしそうだったなぁ。何にでも影響されやすい私は、この映画を観ていたら、どうしても「うどん」を食べたい衝動にかられてしまい、観終わって速攻うどん屋さんへ走りました
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